- Naoko Yamashita
ドライアイの手軽な自宅ケアとお役立ち情報。
つい先日、NHKの「あさイチ」という番組でも取り上げられましたが、仕事や授業、飲み会などの日常生活の様々な活動がオンライン化されて、社会的な問題にもなっている
「ドライアイ」。
実は私もその一人で、定期的に眼科で涙の状態をチェックしてもらっています。
英語学習コーチングの場面でも、クライアントさんから「夜になると目がショボショボして画面を見られない」「画面より紙ベースで英文を読む方が楽」というお声はよく聞きますし、「会社でも大量のメール対応をしていて長文を見るのが辛いので、チャットの文章を短めにお願いしたい」というリクエストを受けたこともあります。
目を酷使することが増えていますので、ドライアイとはうまく付き合っていきたいですね。
私自身、ドライアイというのは単純に「涙の量」が減ることが原因だと思っていたのですが、専門医に診てもらってドライアイには「水が足りないタイプ」と「脂が足らないタイプ」の2種類があることを知りました。
私自身は長年のハードコンタクトレンズ使用によりマイボーム腺が傷ついて数が減ってしまった「脂が足らないタイプ」なのですが、最近の研究では「脂が足らないタイプ」がドライアイ全体の86%以上を占めるということがわかったそうです。原因は、まぶたの裏側のマイボーム腺という器官の働きが何らかの要因で低下してしまうことが関連しているようです。「脂が足らないタイプ」は点眼治療では改善しない場合が多いそうなので、ホームケアが強い味方になってくれます。
そこで今回は医師からすすめられて実践している「温罨法(おんあんぽう)」といわれる自宅ケアをご紹介します。これは国際標準治療として以前から効果が認められている方法だそうですが、至ってシンプルです!
①アイマスクをレンジで1分温め、まぶたに乗せて5分間温めます。
(※手に入りやすいアイマスクは桐灰の「あずきのチカラ」です)
②温めたあと、まぶたを指のはらでやさしくマッサージします。
これを1日5分、朝晩2回行います。
気をつける事としては以下2点です。
◉「まぶたが濡れない温め方」がもっとも効果的。
蒸しタオルはすぐに冷たくなってしまうので逆効果。
◉目を温めることで充血したり目がかゆくなることがある場合は、
主治医の先生とご相談ください。
↓は、眼科の先生方が運営しているLIME研究会のサイトです。
以下の項目が「1つでも当てはまれば、眼科の先生に相談しましょう」とありますので、
ご心配な方はチェックしてみてくださいね。サイト内の「LIME会員クリニックの紹介」
で最寄りの医療機関をお探しいただけます。
☑️目が疲れやすい
☑️なんとなく目がごろごろしたり、不快感がある
☑️目ヤニがたまりやすい
☑️涙目になりやすい
☑️目がかゆい
☑️まぶたが重い
☑️まぶたが熱い
☑️ものもらいができやすい
☑️充血しやすい
☑️まつげが減ったり、目にささったりしやすい
☑️まつげが汚れやすい
☑️朝、目が開けにくい
☑️朝、症状がひどく出やすい
空気が乾いてくるこれからの季節、お悩みの方は良かったら試してみてくださいね!
