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執筆者の写真Naoko Yamashita

英語を学ぶ原動力。

更新日:2021年12月23日

英語が話せると格段に世界は広がるんだ、 と強烈に思ったのは 英語を学び直し始めた直後、 28歳の時でした。

趣味で英語を学んでいた母は ペンパルサイトでイギリス、フィンランド、スウェーデンに友人ができて メール交換をしていたのですが、 ひょんなことからその友人たちを 訪ねる旅に出ることになりました。


最初はイギリスへ。 テートモダンやテムズ川クルーズ、 ハイドパークを散策しながら、 初めて対面で友人との会話を楽しむ母を 羨ましく見つめていました。 その後は森と湖の国、フィンランドへ。 ご自宅に到着すると、 友人が趣味で活動している聖歌隊のメンバーが 歌のサプライズで迎えてくれました。 夜は奥様の手料理でおもてなしを受け、 手作りのサウナに入らせてもらい、 翌朝は母が命名した犬「ケイコ」と 森を散策しました。 どこまでも澄んだ 清々しい空気の漂う森には たくさんのブルーベリーがなっていて フィンランドの犬は ブルーベリーを食べながらお散歩するんだ、 という発見も。

そして、最後はスウェーデンで 友人のご主人が建てた、 木の温もりあふれるご自宅と サマーハウスに宿泊させてもらいました。 バーベキューを楽しみながら、 短い夏は太陽の光を浴びるために できる限り外の時間を楽しむこと、 冬は日照時間が短く家で過ごす時間が長くなるため、 自宅で快適に楽しく過ごせるよう キャンドルのやさしい光で夜を過ごしたり、 鮮やかな色を室内に取り入れる工夫をすること等、 教えてもらいました。 このような背景があって、 デザイン性の優れた家具や食器がうまれるのだな、 と納得したものです。


当時の私は片言の英語でしか 意思疎通ができませんでしたが、 英語が話せると、国籍や異なる文化背景を超えて、 こんなにも温かい人間関係を築くことができるんだなぁ! もっと自由に会話ができるようになりたい! もっとたくさんの知らない世界を見てみたい! と痛感した旅でした。 あれから長い年月が経ち、 残念ながら他界された方もいらっしゃいますが、 この時の思い出は色あせることなく、 今でも私の英語を学ぶ原動力となっています。

新聞の切り抜きは、スウェーデン・ピテアの友人を訪ねた時のもの。 母とともにローカル紙に掲載されて、 よき記念となりました。











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